弊社社長が発見した開港期のリードオルガンが、注目されています。
横浜の変遷を知る手がかりとして古写真や眞葛焼などの収集をしている弊社社長ですが、昨年、岐阜の古物商よりリードオルガンを入手しました。そのオルガンは、開港期に横浜の外国人居留地にあった楽器商「ドーリング商会」が輸入したもので、国内で確認されるのは初となる貴重なものということが分かり、新聞社からの取材や演奏会の開催(2019年10月)など注目を集めています。
「ドーリング商会」は、1881(明治14)年に横浜の外国人居留地で開業したドイツ系楽器商で、ピアノの製造と西洋楽器の輸入をしていました。日本で最初にオルガンを製造したとされる西川虎吉が修行を積んだ会社として知られています。今回発見したものはアメリカのスミス・アメリカン社製のオルガン。同商会製ピアノは5台保存されているが、輸入オルガンは確認されていませんでした。
「開港期の音色を奏でるリードオルガンの音色を多くの人と分かち合いたい」という想いから、10月13日に開催される「第12回外国人居留地研究会2019全国大会 第2回横浜大会」のシンポジウム「居留地の音楽・美術・文学」で、このオルガンを使用した演奏会が開催される事となりました。ぜひご参加をお待ちしております。
下記ホームページにて、9月10日~9月30日に先着順・参加無料のお申し込みとなっております。詳しくは、下記からご確認ください。
<横浜外国人居留地研究会HP>
https://yokohama-fs.jimdo.com/2019年横浜大会/
新聞各紙の記事
※下記をクリックすると拡大してご覧いただけます。
東京新聞(2018年10月22日付)
毎日新聞(2019年7月31日付)
神奈川新聞.pdf(2019年9月3日付)